top of page

PROJECT MBN,HFB3,HFB4

千葉県船橋市、JR東船橋駅近郊に計画している3棟の集合住宅である。

敷地は互いに徒歩5分圏内にあり、木造家屋や低層マンションが建ち並ぶ住宅街に位置している。そのようなコンテクストにおいて街並と調和しながら、独自性の高い住環境を創り出せるかがテーマとなった。

計画の際、念頭にあったのはコロナ禍によって住居内にもちこまれたワークプレイスの在り方である。公と私の中間領域とも言えるこの空間をきっかけとして、郊外における新たな生活像を描けるのではないかと考えた。

3棟に共通して設けたのは屋上のテラスである。住民共用のコモンテラス・専用テラスなど形式は様々だが、快適な屋外空間があることは、生活をする上でとても大切なことのように思う。

都市の中で光や風を肌に感じながら、仕事をしたり食事をとったりすることは、室内でするそれよりも圧倒的に気持ちが良い。事務所のバルコニーでそんなことを考えながら、〈集まって住む風景〉を構想した。

PROJECT MBN

01_外観パース.jpg

周辺家屋のボリュームと同程度に分節された3つの直方体による、全8戸の集合住宅である。

〈はなれ〉付住戸とメゾネット住戸の組合せにより構成されている。水回りを持つ〈はなれ〉は、専用テラスを介して生活の主空間とは切り離されており、オフィスやアトリエ・ルームシェアなど多様な暮らし方を可能にする。

02_鳥瞰パース.jpg
03_1F断面パース.jpg

PROJECT HFB3

01_断面パース.jpg

隣地から引きをとり中央に配されたメインボリュームと、片持ち構造のサブボリュームからなる全10戸の集合住宅である。

メゾネット住戸・1.5層のロフト付住戸・屋上テラス付住戸の組合せにより構成されている。LDKに面して設けられた主開口である〈光の部屋〉は、部屋にしては小さく、出窓にしては大きな、光に満たされたスペースである。

PROJECT HFB4

01_断面パース.jpg

敷地中央に配された立方体と田の字型平面による全4戸の集合住宅である。

中央の二重折り返し階段によって前面道路に面する住戸が階ごとに入れ替わるクロストリプレット形式を採用している。

地上より1mほど上がったレベルには、玄関・洗面・ワークスペースを兼ねた明るい土間空間が広がっており、そこから半地下の寝室、2階のLDKへとアクセスする。

​/

bottom of page